健保組合全国大会、医療DXの推進などを決議(2023年10月25日)
健保連は10月25日、東京国際フォーラムで令和5年度健康保険組全国大会を開催した。4点の決議を採択し、決議文は宮永俊一会長から濵地雅一厚生労働副大臣に手渡された。会場には約3000名が集まった。
大会は「将来世代が希望を持てる制度へ!医療DXを推進し保険者機能を発揮し、改革実現と健保組合のさらなる機能強化を」をテーマに掲げた。
採択した決議は以下の4点。
社会情勢の変化を見据え、全世代で支え合う制度へ
医療DXを推進し、国民の健康と安心を確保
安全・安心で効果的・効率的な医療提供体制の構築
保険者機能の推進による健保組合の価値向上
基調演説で宮永会長は、「少子化の流れが加速するなか、負担を将来世代に先送りするのではなく皆保険制度を持続可能で、より良い制度として、将来世代に引き継いでいくことが私たちの使命」と述べた。
また、「全世代型社会保障制度を前に進めるための改革の実現や、質が高く効果的・効率的な医療を国民・患者に提供するための基盤となる医療DXの推進」が必要であるとし、「健保組合が保険者機能を一層強化していくことで誰もが健康で生き生きと活躍できる社会の創出に貢献していくことが必要である」と訴えた。