都医が来週から自宅療養者への遠隔診療を開始(8月31日)
東京都医師会の平川博之副会長は8月31日の会見で、「自宅療養者等に対するオンライン診療システムを活用した遠隔診療」事業について、来週から開始する考えを明らかにした。まずは多摩地域の自宅療養者を対象に実施し、都内に拡大していく方針だ。
同事業は、保健所が自宅療養者のうち受診者を選定してURLを送付し、患者はURLでアクセス、オンライン上のバーチャル待合室で待機する。当番医師は登録メールアドレスに通知が来たらアクセスし、待合室の患者を選んで通話ルームで診察する。診療時間は18時から21時で、療養者1人当たりの診療時間は15~20分程度。
平川副会長は、「品川区医師会のシステムを参考につくったものだが、当面は支援が手薄になっている多摩地区で始めたい。できれば1日50~60人ぐらいは対応していきたい」と述べた。