診療報酬改定の基本方針骨子案で意見分かれる(11月21日)
社会保障審議会の医療保険部会は11月21日、次期診療報酬改定の基本方針の骨子案を議論した。4項目の基本的視点で、医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進を重点課題とすることに意見が別れた。11月28日の次回会合で基本方針を決定する。
健保連の佐野雅宏委員は「4項目は等しく重要で、医師の働き方改革だけを重点項目課題とすることは理解できない」、協会けんぽの安藤伸樹委員は「医師の働き方改革だけを重点課題とすることに違和感を持つ」と反対した。
日本医師会の松原健二委員は「2024年の医師の時間外労働規制の適用があり、喫緊の問題で重点課題とすべき」と賛意を示した。