救急救命士の業務範囲見直しで意見が一致(12月20日)
厚労省の救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会は12月20日、救急救命士の業務範囲を拡大すべきとの意見で委員の考えが概ね一致した。
医師の働き方改革に伴う他業種とのタスク・シフティングの推進や、養成に必要なコストに比べ救急救命士が有効活用されていないとの指摘を踏まえ、法改正を含めた見直しが必要との意見が相次いだ。
特に、「医療機関に搬送されるまでの間」に限定される救急救命士を病棟でも活用できる業務拡大が議論になった。ただ、現時点で厚労省は、救急救命士の業務見直しを提案していない。