薬価の原価計算方式で原価が開示できない理由を考慮(10月23日)
中医協の薬価専門部会は10月23日、次期薬価制度改革に向けて薬価算定方式の妥当性・正確性の向上、イノベーションの評価、後発バイオ医薬品の取扱いを協議した。
厚労省は、論点として類似薬のない原価計算方式で、製品原価の開示度の低い品目には補正加算額、原価が開示できない理由を踏まえて対応することを示した。類似薬効比較方式では、類似薬との市場での公平な競争を確保するため、比較薬の判断基準を拡大する。
イノベーションの評価では、患者・医療従事者の負担軽減のため、製剤工夫に対する有用性加算とキット加算を統合するとともに、製剤工夫の有無にかかわらず治療上の負担軽減を評価する。