連動研修ができるサブスペシャル領域を了承(3月13日)
医道審議会の医師専門研修部会は3月13日、基本診療領域と連動研修ができる日本専門医機構が認定するサブスペシャルティ領域を了承した。
内科では消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科、内分泌代謝・糖尿病内科、脳神経内科、腎臓内科、膠原病・リウマチ内科の8領域とした。消化器内科には、消化器病、肝臓、消化器内視鏡を含む。内分泌代謝・糖尿病内科には内分泌代謝、糖尿病を含む。
外科では消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、乳腺外科の5領域。放射線科では放射線診断と放射線治療の2領域。
同分科会のワーキングループがまとめた報告書を基に議論した。機構が認定した23のサブスペシャルティ領域について、①連動研修を行い得る領域②少なくとも一つのサブスペシャルティ領域を修得した後に研修を行う領域③連動研修を行わない領域-に分けて、整理した。
また、令和2年度専攻医募集の結果が報告された。令和2年度採用者は9072人で対前年度比5.3%増。最も専攻医数が多い東京都は1783人で0.7%増えた。
東京に対しては厳しいシーリング(上限設定)が設けられているが、シーリングが設定されていない診療科もあり、全体では増加している。