中医協は１月31日の総会で、令和２年度診療報酬改定に向けて個別改定項目を協議した。

機能強化加算の要件の見直しでは、かかりつけ医機能として院内に掲示する事項に、①必要に応じて専門医、専門医療機関に紹介する②都道府県の医療機能情報提供制度を利用して、かかりつけ医機能を有する医療機関が検索できる－を追加する。

患者の求めがあった場合は、掲示内容を書面で交付する。

患者の重症度に応じた救急医療を適切に評価するため、救急医療加算の要件を見直すとともに評価を引き上げる。重症度の指標や入院３日以内の検査、画像診断、処置、手術の主要なものを診療報酬明細書に記載する。

妊婦加算は削除し、妊産婦への診療体制の改善に取り組む。