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かかりつけ医の機能強化加算「現行の80点守る」(11月10日)

日本医師会の松本吉郎常任理事は11月10日、富山市で開かれた中部医師会連合総会・社会保険特別委員会分科会で講演した。中医協委員でもある松本常任理事は、次期診療報酬改定に向けた中医協の議論を報告。

かかりつけ医機能の評価について「機能強化加算が大きな焦点になっているが、我々としては現行の80点を守らなければならない。支払側からは慢性疾患だけに限定すべきなどの意見がでているが、これはもともと初診料の足りない分を補っているので趣旨に沿わない。患者への周知は院内掲示としているが、どこまで説明をするかが議論になるのではないか」と述べた。

オンライン診療については「医師対医師はある程度やってもいいと思うが、医師対患者は要件をしっかり決めるべきだ。利活用できる離島・へき地の定義をどう考えるか。また、難病患者への活用では、疾患で考えると対象が広がってしまうため、通院が困難な人に限っては認めていいとの方向で進めている」と述べた。  

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