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ワクチン副反応分科会で「体調不良時は接種控えるべき」(4月26日)

厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同部会が4月23日、開催された。高齢者への接種開始以降、初めての開催で、高齢者への接種について「体調不良時は接種を控えるべき」との意見が複数の委員から挙がった。

4月18日までの新型コロナワクチンの接種および副反応疑いの報告があり、副反応報告事例は接種者数の0.17%と大きな変動はなし。死亡事例は新たに4件追加され計10件。ワクチンとの因果関係は認められず重大な懸念ではないとされたが、接種前に発病のあった高齢者の死亡事例を受け、委員からは「体調不良時は接種を延期するようメッセージを発信するべき」との意見が挙がった。

アナフィラキシーは報告事例492件のうち、副反応分類の国際基準であるブライトン分類1~3の該当事例が88件。報告事例のほぼすべてが軽快している。 今後も新型コロナワクチンの接種後には一定の頻度でアナフィラキシーが生ずることを前提とし、副反応に対するこれまでの対策を継続する。

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