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支払基金新システムが9月6日から稼働「臨戦態勢で乗り切る」(8月31日)

社会保険診療報酬支払基金は8月31日の記者会見で、審査支払新システムを9月6日から稼働させることを明らかにした。

屋敷次郎理事長特任補佐は、「審査本体の業務の効率化の大きなドライブとなるのが新システムの構築だ。4年間、230億円をかけてようやくここまでたどり着いた」と述べた。新システム稼働にあたって、「トラブルが起きた場合に支部をサポートするべく本部も臨戦態勢をとる。ベンダーの体制も強化して、9~10月を乗り切っていく」と決意を示した。

新システムには、AIによるレセプトの振り分けなど、新しい機能が盛り込まれている。

新システムのうち、請求・支払の領域に限っては開発が遅れており、本稼働を来年6月まで延期することが示された。請求・支払領域の新システムの稼働を延期することにより発生する経費は、開発業者の富士通が負担するため、支払基金に追加の費用は発生しないという。 

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