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謎の新興国アゼルバイジャンから|#26 マクロ・ミクロ両面から公的年金制度を考える その2

香取 照幸(かとり てるゆき)/アゼルバイジャン共和国日本国特命全権大使(原稿執筆当時)

※この記事は2018年5月31日に「Web年金時代」に掲載されました。

みなさんこんにちは。
本稿は外務省ともアゼルバイジャン大使館とも一切関係がありません。全て筆者個人の意見を筆者個人の責任で書いているものです。内容についてのご意見・照会等は全て編集部経由で筆者個人にお寄せ下さい。どうぞよろしくお願いします。

(承前)

今回は「年金シリーズ」の第2回。2004年年金改正の意義、特にマクロ経済スライドの意義について考えます。

その前に。
5月20日はRoyal wedding、イギリスのヘンリー王子とメーガンマークルさんの結婚式でした。当日はBBC国際放送はもちろんのこと、CNNもFrance24も特別番組を組んでほぼ1日ウインザー城からの実況中継をしていました。
ここバクーでも、結婚式の時間に合わせてイギリス大使公邸でCelebrating Garden Partyが盛大に催されました。
公邸の庭に巨大なディスプレイが設置され、参加者みんなでBBCの実況中継を見ながら週末の午後を過ごしました。

では本題。

2004年年金改正の意義

もう一度前回お示しした人口構造の変化を示した図をご覧下さい。

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