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健診データの保存や閲覧で委員から指摘(3月28日)

厚労省の保険者による健診・保健指導等に関する検討会は3月28日、特定健診データ等の保険者間の引継ぎ、マイナポータル(政府が運営するオンラインサービス)を活用した特定健診データ等の閲覧で議論した。改正健保法案が成立して施行される予定の2020年度からの運用を想定している。

後期高齢者の健診データを含む特定健診データ等は、支払基金と国保中央会のオンライン資格確認システム上に原則5年間保存する。5年間以降は、本人がPDFをパソコンにダウンロードして保存できる。 委員からは、「5年間以降、本人がオンラインで閲覧できず、パソコンにダウンロードして保存するなら、紙の健診データを保存することと変わらない。国民がシステム構築に合意するのか」「本人の同意は5年間まで有効なのか。同意の範囲が不明確」という指摘があった。  


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