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新型コロナの抗原検査の保険適用「大変評価する」(5月13日)

日本医師会の松本吉郎常任理事は5月13日の会見で、同日の中医協で保険適用が了承された新型コロナウイルス感染症の抗原検査について「対象患者や対象とする施設の考え方については今後の症例集積を待つ必要はあるが、新たな検査手段が増えたことは大変評価している」と述べた。

一方、同日の中医協で了承された薬価約1億6708万円のゾルゲンスマについては「米国の価格が2億3千万~2億7千万円であるので、それなりに価格を抑えられたが、それでもけた違いに高い薬であることは変わらない。今後、高額な遺伝子治療薬は次々と登場してくることが予想されるが、費用対効果評価制度がきちんと機能するかどうかはゾルゲンスマの評価と関わり合いが大きいと注目している。日本のきめ細かな薬価制度が今後どのように対応していくのかが継続的に問われていると思う」と述べた。

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