マスク市場の改善に伴い緊急時体制から備蓄体制に移行(7月31日)
厚生労働省は7月31日、マスク市場の供給が改善してきたことに伴い、マスク施策を変更する方針を示した。医療機関向けは緊急時体制から備蓄体制に移行し、8月に8100万枚の特別配布を実施した上で、無償配布を休止する。G-MISを活用した緊急配布(SOS)は維持する。備蓄体制への移行は、まずはサージカルマスクを対象とし、その他の医療用物資も順次移行を検討する。
介護施設などへの布マスクの配布については、一律配布をやめて、申出のあった施設などに配布する方法に変更する。募集は8月5日から開始し、申出から約3週間後に施設の利用者と職員で1人4枚を目安に配布する。
マスク市場の供給の改善に伴い、マスク・アルコール消毒製品の転売規制も解除する。これまで国民生活安定緊急措置法の発動により、転売に対して懲役または罰金を課していた。8月中に政令を改正し解除する。