特別措置病室の防護措置・汚染防止措置の基準を了承(2月28日)
社会保障審議会・医療部会は2月28日、病院で放射線治療を受ける患者が入院する特別措置病室の防護措置・汚染防止措置の基準を了承した。
放射線医薬品等による治療を受けている患者の入院においては、原則、放射線治療室に入院することが、医療法施行規則で規定されている。ただし、適切な防護措置・汚染防止措置が講じられている場合は、一般病室である特別措置病室に入院することができる。
このほど、呼気に放射能が検出されないなど特別措置病室での使用が想定されるルテチウムオキソドトレオチドの薬事承認を踏まえ、特別措置病室の基準を明確にする。2022年4月に改正医療法施行法規則を公布する予定だ。
放射線治療病室は初期投資や維持費が極めて高く、病床数が不足しているとの実態がある。