新型コロナ対策で初診患者にもオンライン診療を認める(4月2日)
厚労省のオンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会は2日、新型コロナウイルス対策で、時限的にオンライン診療の規定を緩和し、初診からのオンライン診療を認めることを了承した。
医療は対面診療が原則であり、例外的に電話や情報通信機器によるオンライン診療を認めている。
今回は新型コロナウイルスの発生という平時でない状況であることを踏まえ、初診であっても、①定期受診中の患者②過去に受診歴のある患者③受診歴はないが他のかかりつけ医等から患者情報を得られる場合─はオンライン診療を可能とする。発熱や頭痛、腹痛などが対象となる。
一方、受診歴も患者情報もない患者に、地域・期間を限定し厳しい要件を設けた上で、認める案が出されたが、賛否両論があったため、さらなる検討が必要とされた。