医師の宿日直許可基準は見直しの方向(9月19日)
厚労省の医師の働き方改革に関する検討会は9月19日、前回に引続き医師の時間外労働規制をめぐり、宿日直と自己研鑽をテーマに議論を行った。
宿日直については、割増賃金の発生する時間外労働の対象外となる宿日直許可基準を見直す方向で共通認識を得た。現行規定では、「いわゆる寝当直」の場合でしか、許可が得られないため、医師の働き方の実態に合わせて見直す。
自己研鑽については、現行では、すべて時間外労働とみなされる時間を「自己研鑽」と「労働」に切り分けるための基準を検討する。明確な線引きは難しく、医師の意欲を削ぐとの意見も根強い。