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協会けんぽの5年度保険料率、8割以上の支部「現行10%維持すべき」(11月24日)

協会けんぽは24日の運営委員会で、令和5年度平均保険料率について議論した。支部評議会の意見では引き下げを求めたのは佐賀支部のみで、8割以上の支部は現行の平均保険料率10%を維持すべきとの意見だった。

第119回全国健康保険協会運営委員会資料「令和5年度保険料率について(支部評議会における意見)」

委員からも、中長期的な視点から10%維持はやむを得ないとする意見が大勢を占めた。次回12月16日の会合で意見をまとめ、平均保険料率を決定する。

47の支部評議会の令和5年度平均保険料率に対する意見では、①現行の10%を維持すべき39支部(前年31支部)、②引き下げるべき1支部(4支部)、③維持・引き下げの両方の意見がある7支部(10支部)となった。

引き下げを求めたのは保険料率が最も高い佐賀支部で、「令和5年度の保険料率に関しては、コロナ禍の長期化もあり、事業主・加入者の負担を軽減するために、平均保険料率を引き下げるべきと考える。また、都道府県単位保険料率を見直し、全国一律の保険料率に戻すことも含めた議論を開始すべきである」と主張している。

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