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東京都医師会が地区医師会の「PCRセンター」設置へ(4月17日)

東京都医師会は17日に緊急会見を開き、新型コロナウイルス感染症に対応するため、地区医師会による「PCRセンター(仮称)」を設置する考えを明らかにした。

PCRセンターでは、地域のかかりつけ医からの紹介による新型コロナウイルス感染症の可能性が高い患者に対し、PCR検査を実施する。

尾﨑治夫会長は、「東京都の現状は毎日報告を受けている症例の7~8割が感染経路を追えない事態になっている。この段階になると、しっかりと感染の疑いのある人にPCR検査を行なわないといけないとの判断から、都にある47の地区医師会を中心にPCRセンターをつくることになった」と述べた。

角田徹副会長は、都には23区に31医師会、多摩地区に16医師会の計47の地区医師会があることを説明した上で、「47地区すべてに設置してもらいたいが、小さな医師会では複数での設置も考えられる。2週間以内には10か所で立ち上がるのではないか。既に杉並区では違うかたちだが、医師会の先生が応援している。来週月曜(20日)にも1か所開設する」と述べ、最大で47のPCRセンターができるとの認識を示した。

PCRセンターの基本人員は医師1人、看護師1人、事務職員1人で構成。具体的には患者に対して本人確認、問診、検体採取、説明を行い、所要時間は1人当たり約15分。地域の開業医が対応するために平日は3時間程度、土日は午前と午後に実施し、大きな医師会では2~3のブースを設置するという。

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