専門医研修募集のシーリングに関する厚労大臣の意見まとめる(9月17日)
医道審・医師専門研修部会は9月17日、令和3年度の専門研修プログラムに対する厚生労働大臣からの意見・要請を大筋で了承した。
令和3年度専門研修の募集は11月に日本専門医機構が開始する予定。募集の際に、大都市への医師集中を避けるため、診療科別・都道府県別のシーリング(上限設定)などを設けている。
シーリングの機構案に対する厚労大臣としての意見・要請では、地域枠医師と自治医科大学出身医師はシーリングの枠外とするなど、これまでの対応に加えて、「過去3年の採用数の平均が少数(5以下)の都道府県別診療科はシーリングの対象外とするを加えた。
また、各学会の専門研修プログラムについて、研修病院での研修期間の設定が、実質的な「シーリング逃れ」になっている事例などがあり、整備指針の見直しを機構に求めることも決めた。