生活困窮者自立支援法等改正案で参考人質疑(5月24日)
参議院厚生労働委員会は5月24日、生活困窮者自立支援法等一部改正案について、参考人質疑を行った。参考人は、勝部麗子・豊中市社会福祉協議会福祉推進室長や岩永理恵・日本女子大准教授など4氏。
勝部氏は、自立支援相談機関の相談員の研修の実施と、非正規雇用が多い相談員の待遇改善を訴え、今回の改正で都道府県による市等を支援する事業の創設が盛り込まれたことを評価した。
また岩永氏は、生活保護基準の引き下げが行われてきたことに言及。「基準を見直したことで給付を受けられなくなった世帯がいることが一番の問題」と述べ、給付が受けられなくなった世帯数の推計が必要とした。