認知症の普及・啓発で「オレンジリングドレスアップ」(9月17~20日)
厚労省は9月17日から20日まで「オレンジリングドレスアップ」を実施している(写真は厚労省が入る中央合同庁舎)。庁舎の窓にオレンジの用紙を張り、事務室の照明で「認知症サポーター」のシンボルであるオレンジリングを夜、浮かび上がらせた。
世界アルツハイマーデー(9月21日)や世界アルツハイマー月間(9月)の機会をとらえるとともに、6月にまとまった認知症施策推進大綱も踏まえた認知症の普及・啓発を目指した初の試み。
取り組みは、「認知症施策推進関係閣僚会議」に参加する厚労省をはじめとする警察・金融・総務・文科・農水・法務・経産・国交の計9省庁が実施(法務省は旧本館をオレンジ色にライトアップ)。
今回の取り組みについて、日本認知症本人ワーキンググループの藤田和子代表理事は、「認知症の本人さんたちが元気になっていけるようなまちづくりが大事。認知症のことに関心をもっていただけるきっかけになれば」と述べるとともに、こうした取り組みを今後も継続していく重要性を指摘した。
なお厚労省では先行して児童虐待防止の普及啓発を進める「オレンジリボンドレスアップ」を毎年11月に実施している。