専門医研修のカリキュラム制を合意(1月21日)
日本専門医機構の寺本民生理事長は1月21日の会見で、1月18日の理事会で専門医研修での「カリキュラム制」(単位制)の仕組みで合意を得たことを報告した。
研修は年次を明確に定めた「プログラム制」を原則とするが、特定の地域で一定期間の診療義務のある地域枠出身の医師や、出産・育児・介護などで一時離職する専攻医が、専門医資格取得で不利にならないよう柔軟に対応する仕組みを設けた。
具体的には、①学会などが専門医資格取得に必要な単位数や経験すべき症例を定める②専攻医は、期間を定めずに必要な単位を取得できる③必要な単位をすべて取得し、必要症例を経験した時点で、学会と機構が研修修了と受験資格を認定する④必要な単位を取得した専攻医は、「プログラム制」の専攻医と同様の筆記試験と面接を受ける─とした。