訪問看護、介護施設での看護職確保に向け議論(6月3日)
厚労省の医療従事者の需給に関する検討会の看護職員需給分科会は6月3日、看護師確保策を議論した。厚労省は論点として、①地域に必要な看護職員の確保と多様化する働き方への対応②働き続けられる職場環境づくりの推進-の2点を示した。
訪問看護、介護施設での看護師確保に向けて、学生への情報提供を充実させることや、新人教育・指導体制を確保することを提案した。委員からは、「訪問看護に就職する新卒者を増やすのは容易ではなく、プラスアルファの教育が必要だ」などの意見があった。
厚労省は、看護職の勤務環境に関連して、看護補助者が平成26年以降、減少していることを報告。看護補助者の確保策も議論した。委員からは「看護職がワークシフトする先の看護補助者が減っている。厚労省として、看護補助者の確保に対応してほしい」などの意見が出た。