「働き手の減少を前提にした診療報酬を」全日病の猪口会長(6月27日)
全日本病院協会の猪口雄二会長は、6月27日に開かれた国際医療福祉大学の東京赤坂キャンパス開設記念講演会で講演し、診療報酬改定における入院基本料の見直しについて、「病院の考えに沿って人員を配置できるようになった」と評価した。
猪口会長は、「これからの医療と介護を考える」をテーマにしたシンポジウムに登壇し、4月の改定についてコメント。「働き手が減っていくことを前提に診療報酬・介護報酬を組まなければならない。箸の上げ下ろしまで通知で決めているが、自分たちの努力で病院を運営するフリーハンドの部分が必要だ」と強調。個々の施設の運営努力が評価される仕組みが必要だと訴えた。