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樽見次官が不妊治療の保険適用「しっかり取り組む」(10月19日)

樽見英樹厚生労働事務次官は10月19日、専門誌記者クラブの共同インタビューに応じた。

人口減少・高齢化の進展に対しては「これまでは経済的な負担をどう分け合うかが課題だった。これからは、いわば労力の負担をどう分け合い、社会経済の成長をどう確保するかが課題になる」と指摘した。

社会保障制度改革については全世代型社会保障検討会議の6月の第二次中間報告を受けて進めるとして、とくに不妊治療の経済的負担の軽減に「しっかり取り組みたい」と述べた。

令和3年度の予算編成に向けては、「従来、なんとかこの範囲のなかで予算増を抑えてくれと言われて調整していたが、いまは必要な予算はどれだけなのかを要求し、しっかり説明していくことがこれまでにも増して重要だ」と述べ、年末に向けて調整を進める考えを示した。  

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