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出生数は8年連続過去最少を更新、少子化は危機的状況

 厚生労働省は2月27日、人口動態統計速報(令和5年(2023)12月分)を取りまとめ、公表した。令和5年1月~12月速報の累計では、出生数が75万8,631人となり、前年よりも4万1,097人減少し、8年連続で過去最少を更新した。国立社会保障・人口問題研究所が公表している将来人口推計では、出生数が中位推計で76万2,000人だったことから、想定よりも速いペースで少子化が進んだ結果となった。厚労省は「現在、少子化は危機的な状況であり、今後6年程度がラストチャンス」との見方を示している。一方、死亡数は高齢化が進展していることにより、昨年から8,470人増加し、159万503人と過去最多になった。この結果、自然増減数は△83万1,872人と17年連続のマイナスとなり、過去最大の減少となった。
 婚姻件数は48万9,281組となり、前年より30,542組減少し、戦後初めて50万組を下回る結果となった。離婚件数は18万7,798組となり、前年より4,695組増加した。

厚生労働省資料より。


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