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オンライン初診に適さない医薬品を検討(6月30日)

 厚労省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」(山本隆一座長)は6月30日、初診からのオンライン診療に適さない症状や医薬品を検討していく方針で一致した。大学病院など、大病院でのオンライン診療の研究を求める意見も出された。

東京大学の南学正臣委員は、日本医学会連合による提言を紹介。「初診からのオンライン診療に適さない症状」と「オンライン診療の初診での投与について十分な検討が必要な薬剤」をまとめたもので、複数の委員が内容を評価した。

南学委員は、「東京大学医学部付属病院でも、赤字を覚悟してオンライン診療を始める」と報告。委員からは、大学病院や中核病院でのオンライン診療の普及に期待する意見が相次いだ。日本医師会の今村聡委員は、病院でのオンライン診療について研究を進めるよう要望した。

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