障害児施設在り方検討会の医療型WGがヒアリング(8月9日)
厚労省の「障害児入所施設の在り方に関する検討会」の医療型ワーキンググループ(WG)は8月9日、初会合を開いた。日本肢体不自由児療護施設連絡協議会と全国重症心身障害日中活動支援協議会からヒアリングを実施した。
日本肢体不自由児療護施設連絡協議会は、重度・重複障害児への支援で職員配置基準の見直しを要望。現在の肢体不自由児の人員配置基準は3.5対1だが、幼児の受け入れ及び重度・重複障害児の対応には最低でも2.0対1の人員配置基準が必要とした。
全国重症心身障害日中活動支援協議会は、医療型の障害児入所施設について、「超重症児は施設の受け入れ負担が大きく、人員基準も報酬上の加算も十分とはいえないため、すべての入所ニーズに応え切れていない」と指摘。
診療報酬上での加算の増額が見込めない場合、「福祉制度による新たな加算が必要」とした。また医療型短期入所サービスのさらなる拡充も求めた。