見出し画像

樽見保険局長「医療保険制度の適正化・効率化図る」(8月30日)

厚労省の樽見英樹保険局長は8月30日、厚生日比谷クラブとの就任会見に応じた。医療保険制度の適正化・効率化を図り、国民皆保険制度を持続可能なものとするとともに、安心して医療を受けられる体制を守ることの意義を強調した。

今後3年間の医療費抑制については、75歳に達する高齢者の伸びが鈍化する状況でも、その後に急激な増加見込まれるため、「費用の伸びを抑えるための制度を仕込む」ことが重要であるとした。

平成30、31、32年度と3年連続となる薬価改定では、来年10月の消費税率引き上げの際に、引き上げ分の補てんと市場実勢価格の反映の両者を実施すると主張。一方、来年4月に薬価改定を行うことについて「関係者の理解を得られない」と述べた。  

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。