
令和7年度の国民年金保険料の前納額を発表
厚生労働省は1月24日、同日令和8年度の国民年金保険料額が公表されたことに伴い、令和7年度の国民年金保険料の前納額を公表した。国民年金では、一定期間の保険料をまとめて納付することにより保険料額が割引される前納制度を設けている。前納する期間により、⑴6ヵ月前納⑵1年前納⑶2年前納――がある。
⑴6ヵ月前納の場合の保険料額(令和7年4月~令和7年9月分の保険料または令和7年10月~令和8年3月分の保険料が対象)は、口座振替の場合103,870円(毎月納付する場合より1,190円割引)、現金で納付する場合104,210円(毎月納付する場合より850円割引)。
⑵1年前納の場合の保険料額(令和7年4月~令和8年3月分の保険料が対象)は、口座振替の場合205,720円(毎月納付より4,400円割引)、現金納付の場合206,390円(毎月納付より3,730円割引)。
⑶2年前納の場合の保険料額(令和7年4月~令和9年3月分の保険料が対象)は、口座振替の場合408,150円(毎月納付より17,010円割引)、現金納付の場合409,490円(毎月納付より15,670円割引)となる。
なお、クレジットカードで前納した場合の保険料額は、現金納付した場合と同額となる。
前納制度を利用する場合は、年金事務所に事前に申出の必要がある。前納用の納付書を使って保険料を納付することになるからだ。日本年金機構では、最寄りの年金事務所に問い合わせるよう案内している。なお、口座振替による前納制度の申出は、マイナポータルからオンラインで手続きが可能だ(一部の金融機関ではオンライン手続きができない場合がある)。口座振替には前納制度のほか、「早割」(通常の毎月納付は翌月末日振替だが、早割は当月末日振替)による保険料の割引がある。令和7年度は17,450円(毎月納付より60円割引)となる。