予防医療の否定、横倉会長「健康づくりの活動に水差す」(10月10日)
日本医師会の横倉義武会長は10月10日の会見で、9日の財政制度等審議会財政制度分科会における議論について見解を表明した。予防医療による医療費削減効果に否定的な意見が示されたことに対し、「日医としては社会保障を持続可能なものにするため、健康寿命の延伸を図り予防や生涯にわたる健康づくりをこれまで以上に推進していくことが必要だと主張している」と述べた。
その上で、日本健康会議の取り組みを説明し、「特に糖尿病予防の医療費削減効果は明らかだ。財政審の主張は地域の健康づくりの活動に水を差すことになり、強い怒りを感じている」と反論した。