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年金の受給開始時期の相談事例

年金時代編集部

現在、年金機構から送付される「ねんきん定期便」等で年金の支給開始年齢と見込み額のお知らせが届くようになっています。それを見て、「60歳から75歳までなら、何歳から受給するのが良いか」という相談が増えています。相談の内容は、今後の受給開始時期と働き方を考えたい、というものがほとんどです。
とはいえ、年金額は過去の積み重ねで、一人一人条件が異なります。ましてや寿命はわかりません。現在わかる状況から、ご自分で納得のいく受給開始年齢を判断していただくしかありません。
今回は、相談の多い事例を挙げ、それぞれ相談のポイントを見ていきます。


相談事例1 「退職するので、60歳で繰上げて受給したい」

請求者(S39.12.10生まれ)
・厚生年金加入期間30年、国民年金加入期間8年
・糖尿病の治療中(資格喪失後の傷病手当金を受給予定)
・配偶者(S33.12.15生まれ)厚生年金加入期間25年、配偶者加給年金あり

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