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来年度からの機構のサブスペシャルティは遡行認定(5月18日)

日本専門医機構の寺本民生理事長は5月18日の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受け、来年4月から始まるサブスペシャルティの認定を遅らせることを決めた。各整備指針策定の作業が予定通り進まないためで、来年4月以降に遡及認定する。

機構による専門医研修がスタートし、来年4月に基本診療領域は3年間の研修期間を終える。その後、多くの専攻医はサブスペシャルティの研修を実施するが、サブスペシャルティが、機構として正式認定されていない。機構は、作業を急ぐ予定だったが、新型コロナの影響で、調整作業が難しくなった。

また、現在行われている専門医研修にも支障が生じている。このため、質を担保しつつ一定の緩和を認める特例的な取扱いを検討している。6月初旬に取扱いをまとめ、周知する予定だ。

機構による専門医共通講習eラーニングが配信されたことも報告された。「医療安全」、「感染対策」、「医療倫理」の3分野があり、受講すると修了証が発行される。

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