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令和6年度診療報酬改定に向けて「これまでの議論の整理」を了承――中医協(2024年1月12日)

中医協総会は1月12日、令和6年度診療報酬改定に向けた「これまでの議論の整理」を了承し、同日から1月19日までパブリックコメントに付した。

新しく評価するもののうち、いわゆる「下り搬送」時の評価としては、「第三次救急医療機関等に救急搬送された患者について連携する他の医療機関でも対応が可能と判断する場合に、連携する医療機関に看護師等が同乗の上で転院搬送する場合の評価を新設する」とされ、連携医療機関の看護師等の同乗を求めた。

また、大臣折衝で決まった「生活習慣病を中心とした管理料、処方箋料等の再編等の効率化・適正化」による「▲0.25%」部分については、「生活習慣病に対する質の高い疾病管理を推進する観点から、生活習慣病管理料について要件及び評価を見直すとともに、特定疾患療養管理料について対象患者を見直す」などとなった。

そのほか、看護職員・コメディカルを除く、事務職員や40歳未満医師の賃上げ部分(改定財源+0.28%程度)に関しては、「入院基本料等の評価を見直す」ことで対応する。

なお、「議論の整理」の関連項目を【医科】診療報酬点数表の区分番号順にまとめた資料(下図)を、下記の「資料ダウンロードページまたは社会保険研究所のホームページからダウンロード可能。

令和6年度診療報酬改定「これまでの議論の整理」まとめ(区分番号順)

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