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来年度の専攻医募集で専門医機構・学会に要請(9月17日)

医道審議会・医師専門研修部会は17日、来年度の専門医研修の専攻医募集について、日本専門医機構と学会に対する意見・要請をまとめた。日本専門医機構は意見・要請を踏まえた上で、令和4年度の専攻医の募集を11月4日から開始する予定だ。

専門医の研修プログラムに関しては、医師法により、地域医療を確保する観点などから、厚生労働大臣が意見・要請を行うことになっている。日本専門医機構にはそれを反映させる努力義務がある。

日本専門医機構への意見・要請では、「医療提供体制の確保に重大な影響を与える可能性に関すること」と「研修の機会確保に関すること」の両者で32の指摘があった。

地域医療の確保に関しては、都道府県別・診療科別のシーリング数が厳守されるよう厳密な運用が求められた。研修の機会確保に関しては、総合診療専門医の専攻医数が伸び悩んでおり、キャリアパスの明確化など魅力的な制度の構築が要請された。


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