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大病院受診の定額負担は200床以上地域医療支援病院も(12月11日)

中医協は12月11日の総会で、紹介状なしの受診で定額負担がかかる大病院を拡大することを了承した。現行は「特定機能病院と許可病床400床以上の地域医療支援病院」だが、一般病床200床以上の地域医療支援病院に拡大する。初診料、外来診療料を減算する病院も同様とする。

厚労省は拡大により対象病院が250病院増えるとした。

機能強化加算の算定において、加算の主旨を患者に文書で説明することでは、支払側と診療側の意見が平行線をたどった。

厚労省は、かかりつけ医の機能だけでなく、機能強化加算の算定の趣旨を、必ずしも医師ではない医療機関職員が書面で患者に説明することを論点としたが、診療側は「体制評価の加算は他にも多くあるのに、機能強化加算だけ説明するのはおかしい」と反対した。

ニコチン依存症管理料の対象を拡大し、オンライン診療での評価を認めることについては、支払側が慎重姿勢を示した。論点では、加熱式たばこを対象に加えるとともに、初回と最終回の対面指導を前提にオンライン診療の評価を認めるとした。  

12月11日の中医協総会の様子

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