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日慢協の武久会長「療養病床は名称変更すべき」(5月19日)

日本慢性期医療協会の武久洋三会長は5月19日の定例記者会見で、療養病床の名称を実態に即した「慢性期重症治療病床」に変更すべきと主張した。

療養病床の実態との乖離を強調(資料から抜粋)

武久会長は、「現在の療養病床は、療養が必要な患者ではなくむしろICUに近いような重症の高齢患者が多く、イメージとは程遠い」と説明。令和4年度診療報酬改定における療養病棟入院基本料の経過措置病棟の減算を踏まえ、「療養的な療養病床はもうやめなさいということ。積極的に治療して日常生活復帰を促進しなければならない。看取りの場ではなく治療の場として、国民に認めてもらいたい」として、療養病床を「慢性期重症治療病床」に変更すべきと主張した。

武久会長は6月の総会をもって退任の意向を示しており、当日が最後の会見となった。武久会長は、「80歳になったので後輩に道を譲るのは当然だが、日本の医療・介護を少しでもよくしたいという情熱はまだ失っていないので、後方から協力したい」との所感を述べた。

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