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後発バイオ医薬品の薬価は暫定的に先発品の7割(3月27日)

中医協は3月27日の総会で、後発バイオ医薬品の薬価をバイオ後続品と同様に、先発品の7割とすることを了承した。

後発バイオ医薬品とは、先発品と有効成分、原薬、添加物、製法等が同一のバイオ医薬品の後発品で、実質的に先発品と同じ製品。 今回、算定対象となるのは、腎性貧血の治療薬ダルベポエチンアルファ注シリンジ(KKF)で、先発品を販売する協和発酵キリンの100%子会社である協和キリンフロンティアが申請。工場の生産ラインも同一という。

先発品と品質が同一という点では、化学合成品の後発品に合わせ、5割が妥当との考えもあるが、7割のバイオ後続品より低い価格だと、バイオ後続品の開発自体が行われなくなるとの懸念があるとの理由などから7割とした。 暫定措置との位置づけで、次期診療報酬改定に向け、バイオ医薬品の価格算定のあり方を改めて議論する。  


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