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新型コロナの検査キットを13日に薬事承認へ(5月12日)

厚生労働省は5月12日、新型コロナウイルスの抗原検査キットを13日に薬事承認することを明らかにした。富士レビオが4月27日に申請していた「エスプライン SARS-CoV-2」で、患者の鼻咽頭ぬぐい液中に新型コロナウイルスの抗原があるか否かを、約30分で特別な検査機器なしに判定できる。

すでに新型コロナウイルス感染症の症状が出ている患者が検査キットで陽性となった場合は、感染の確定診断に使用できる。ただし、検査キットの判定が陰性でも、患者が感染している可能性は残る。陰性の確定診断を行うためには、PCR検査等を追加で実施する必要がある。  

結果が出るまでに4~6時間かかるPCR検査に比べ、検査キットでは短時間で簡便に結果がわかるため、厚労省は「検査体制の効率化につながる」と期待を示している。13日の0時に承認を適用する。

13日の中医協で、検査キットの医療保険上の取り扱いを協議する予定。 厚労省は、検査の実施方法や対象者についてガイドラインも公表する考えだ。

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