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救急医療管理加算や慢性期病棟の評価で新指標 病院給食の収支状況は大幅悪化(10月18日)

中医協の入院医療等調査・評価分科会は18日、次期診療報酬改定に向け、短期滞在手術等基本料、救急医療管理加算、慢性期医療病棟のデータ提出項目をテーマに議論した。

短期滞在手術等基本料は「3」に、新たな手術として「副腎静脈サンプリング」「子宮鏡下子宮内膜焼灼術」「子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術」「子宮内膜ポリープ切除術」を加える方向になった。

救急医療管理加算は算定できる患者を判断するための評価指標の例が示された。 意識障害レベルを示すJCSや心不全の重症度レベルであるHYHAなどを検討する。

慢性期医療病棟のデータ提出項目としては、急性入院医療に関連する項目のほかに、脱水や低栄養、認知症の周辺症状などの項目を例示した。

また、厚労省は同日、病院の給食部門の収支状況の調査結果を示した。 それによると、患者1人1日当たりの給食部門の平均収支差額は、全面委託の場合で▲661円、完全直営の場合で▲706円であるなど、前回平成16年度の調査と比べ、大幅に悪化していることがわかった。

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