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費用対効果評価制度の本格導入後最初の対象品目で分析の遅れ(5月27日)

医薬品や医療機器の公定価格に対する費用対効果評価制度の本格導入後、最初の対象品目となったCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療薬テリルジーの企業分析の提出が2カ月遅れたことが、5月27日の中医協総会に報告された。中医協として、遅れに対し「一定の妥当性があった」と認めた。

分析枠組みが臨床試験や薬事審査と大きく異なっていたため、販売元のグラクソ・スミスクラインが9カ月の期間で分析を終えることができなかったという。

本格導入後、最初の品目であったことから、委員の了解を得たが、制度の円滑な運用に向け、改善策を求める意見が出た。

費用対効果評価制度の対象品目は現在10品目。5月13日に指定され、1億6708万円で薬価収載されたゾルゲンスマは分析前協議中となっている。

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