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医師偏在対策の進行を検証しつつ医学部定員や地域枠の議論進める(3月4日)

分科会の様子

厚労省は4日、医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会を開催した。同分科会は、医師偏在対策の実施を前提に、総医師数を抑制する方針で、医学部入学定員の臨時定員の取扱いを今後議論することになっている。その際に、医師偏在対策がどの程度進行しているかを検証しつつ、議論を進めるとの方針を確認した。

委員からは、「現状の医師偏在対策では、都道府県内の偏在は是正できても、都道府県間の偏在は是正できない」、「医師養成の議論と医師確保の議論は分けて考えるべき」、「診療科偏在を是正する対策が不十分」などの意見があった。

そのほか、日本の基礎医学論文数の低調を背景に特別コースを設けている研究医枠と、歯学部定員を減らして医学部定員を増やす歯学部振替枠の議論も行った。両者とも見直しが必要との意見が多かった。

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