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病院の損益差額が給与費増で▲4.2%に悪化(11月8日)

厚労省は11月8日の中医協の総会に、次期診療報酬改定の参考資料となる医療経済実態調査を報告した。

平成28年度診療報酬改定前の27年度と改定後の28年度の事業年度を比べたもので、一般病院の損益差額は、▲3.7%から▲4.2%に悪化した。 昭和42年の調査開始以来、過去3番目の低さ。

医業収益は増えたが、給与費など費用がそれより増えた。 個人と法人を含む一般診療所の損益差額も8.7%から8.2%に下がった。 損益差額が病院より高いのは、個人の一般診療所は院長の報酬を含むため。

28年度事業年度の職種別1人平均年収をみると、医療法人の病院院長で3161万円、医師で1517万万円、看護職員で455万円。

医療法人の診療所では、院長が2794万円、医師が1291万円、看護職員が390万円。

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