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日慢協「感染症以外の患者を積極的に受け入れる」(3月13日)

日本慢性期医療協会の武久洋三会長は3月13日の会見で、新型コロナウイルス感染に対する日慢協のスタンスとして、感染症指定医療機関からの当該コロナウイルス感染症以外の患者の受け入れを行うことを表明した。

現在、594施設・5373床ある感染症指定医療機関については「設備・感染対策が一般病院より充実しているため、感染症以外の患者を受け入れている病棟を空けてでも受け入れるべき」と述べた上で、「そのためにも慢性期病院では、感染症指定医療機関に入院されている、感染症以外の転院可能な患者を積極的に受け入れる」と考えを示した。

一方、日慢協の役員病院を対象に実施した新型コロナウイルス感染症に関する緊急アンケートの調査結果を発表した。

64病院の回答のうち、「新型コロナウイルス疑いの患者も含めて、発熱患者全般を積極的に受け入れている」は全体の8%で、「新型コロナウイルス疑い患者すべて帰国者・接触者相談センターへ紹介し、それ以外の発熱患者は受診も含めて積極的に受け入れている」は55%を占めている。

発熱患者の外来対応として、「独立した外来窓口、待合室、診察室等を設けている」11%、一般受付窓口で対応した上で、以降は車のなかまたは別区画した待合室を設けている」56%、「特に区分けせずに、外来受診対応している」8%、「外来受診に対応していない」11%となっている。

新型コロナウイル感染症の入院対応または対応予定では、全体の81%が「対応していない」と回答した。  

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