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来年の法案提出目指し医師の働き方改革検討会が初会合(7月5日)

厚労省は7月5日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の初会合を開催した。2024年度から適用される医師の時間外労働規制に向け、医事法制で対応する措置について、来年の通常国会への法案提出を目指し、その具体的検討内容を議論する。

冒頭、吉田学医政局長が挨拶し、年内に議論をまとめたいとの意向を示した。また、医師の業務を他の職種でもできるようにするタスク・シフティングの議論は別の会議で進める方針を示した。

検討事項は「医師の働き方改革に関する検討会」が3月28日にまとめた報告書に基づく。具体的には、◇地域医療確保暫定特例水準と集中的技能向上水準の対象医療機関を特定する枠組み◇追加的健康確保措置の義務化とその履行確保の枠組み◇医師労働時間短縮計画、評価機能の枠組み─などがある。

また、医師の働き方実態調査を9月に実施する。前回調査の10万人を上回る14万人の医師を対象に調査票を配布。回答率が上がることを期待し、インターネットでの回答を可能にする。医師に対する労働時間の管理、時間外労働、宿日直・オンコールなどの実態を詳細に把握することを目指す。  


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