薬剤師教育の質の向上を厚労省検討会が提言(6月16日)

厚労省の「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」は6月16日、薬剤師教育の質の向上などを求める提言のとりまとめ案を大筋で了承した。同日の意見を受けて修正し、厚労省はとりまとめを早ければ今月中に公表する。

とりまとめ案では、2045年までの薬剤師の需給推計の結果を踏まえて、薬剤師の供給は将来的には需要を上回り、薬剤師数が過剰になると指摘。薬剤師業務の充実と資質向上に向けた取り組みが行われない場合は需要が減少するため、供給との差がいっそう広がるとの見通しを示した。 その予測を前提に、今後は大学の薬学部・薬科大学の入学定員数の抑制も含めて、適正な定員規模を早急に検討することを提案した。

文科省の担当官は、「薬学教育の質の向上への対応が必要である。入学定員の抑制も含めた適正な定員規模のあり方や仕組みなど、具体的な対応を早急に検討したい」と述べた。

検討会の様子

   

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