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2021年医療施設調査、病院数は減少し一般診療所は増加(9月30日)

厚労省は9月30日、2021年「医療施設(動態)調査」を公表した。2021年10月1日現在の病院数は前年よりも減少する一方、一般診療所は増加している。

医療施設総数は18万2800施設で、活動中の施設は前年に比べて1672施設増加した。そのうち、病院は33施設減の8205施設で、病床数は7469床減の150万57床となった。

一般診療所は1680施設増の10万4292施設で、病床数は2378床減の8万3668床。歯科診療所は25施設増の6万7899施設で、病床数は3床減の58床となった。

「小児科」を標ぼうする一般病院は26施設減の2497施設で、「産婦人科」または「産科」を標ぼうする一般病院は8施設減の1283施設となっている。

医療施設数の年次推移
病床の種類別にみた病院病床数の年次推移

病院の1日平均在院患者数は減、外来患者数は増

あわせて、2021年「病院報告」も公表した。2021年中の全国の病院の1日平均在院患者数は、前年と比べて2.0%、2万2819人減の114万2570人となった。一方、1日平均外来患者数は4.2%、4万9795人増の124万3000人となっている。

病院の平均在院日数27.5日で、前年と比べて0.8日短縮している。

病院の都道府県別にみた平均在院日数

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