見出し画像

医師の働き方改革で労働時間短縮の「評価機能」を議論(11月6日)

厚労省の医師の働き方改革の推進に関する検討会は11月6日、通常の医師の時間外労働規制より長く勤務する医師が認められる病院が作成する医師労時間短縮計画の進捗などを評価する「評価機能」の枠組みについて議論した。

時間外労働規制の特例が認められる、B・C水準の病院は指定期間である3年に1度、労働時間が短縮しているかの評価を受ける。B・C水準の病院は1500程度と見込まれる。

「評価機能」は1年間に500病院の評価を行うため、病院を訪問するには、厚労省は常勤換算で10~15人程度の評価者を確保した組織が必要と試算した。評価者には社会保険労務士などが想定される。

「評価機能」は中立的な立場で、医師労働時間短縮計画の目標を達成したという事実の評価だけでなく、労働時間短縮の取組みの実績を客観的に評価する。評価結果は公表し、都道府県に通知する。委員からは公表の仕方について、病院への風評被害を招かない配慮を求める意見が出た。「評価機能」をどの組織が担うかはまだ決まっていない。  

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。