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専門医機構が都道府県の専攻医の流出入を発表(3月16日)

日本専門医機構は16日の会見で、医師の地域偏在の拡大が懸念されている来年度の専門医研修について、初期臨床研修制度と比べた各都道府県の流出入の状況を明らかにした。

東京都の専攻医数は1825人で、東京都から1115人、他の道府県から710人だった。他の道府県の内訳をみると、神奈川県から165人、千葉県から132人、埼玉県から101人で、近隣県からの流入が中心であることがわかった。同様の傾向は、大阪府(602人)や愛知県(446人)、福岡県(380人)などでもみられた。機構は、「東京に一極集中しているのではなく、地域の主要な基幹病院のある都府県に専攻医が集まっている」と説明した。

東京の近隣県に今後、多くの専攻医が派遣されるとの期待を示した上で、来年度からの専攻医の派遣状況を把握していく考えで、新たなシステム構築も検討するとした。

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